日本建築らしさ
現在お寺の境内の一角に住宅を建設中です。
二階の高さをあえて抑えて重心を低く間口の広い造形とし、伸びやかな屋根の水平ラインが際立つようにしています。
現代では目にする機会が減りましたが屋根は万十瓦を葺き、二階窓正面には面格子がつき、日本建築らしい佇まいとなる予定です。
高さを抑えた二階から外を見ると、屋根がピクチャーウィンドウのように風景を切り取ってくれるので、緑豊かな境内の風景がまた違って見えます。
天井の高い家もよいですが天井の高さを抑えた空間も落ち着いて秘密基地感もあってまたいいもんです。茶室の躙り口のように低いということに日本建築の美意識が含まれているかもしれません。
もちろん梁に頭が当たらないように高さは念入りに検討していますのでご安心を。笑
株式会社愛和